子どもの習い事ランキング2018とそろばん

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そろばん塾ピコ講師の平山です。
数教室を回り、様々な考え・様々なタイプの子を見てきた経験から、一般論でない、役に立つ現場視点の情報を配信していきます。

今回はがらりと内容を変えて、子どもの習い事ランキング(2018年度版)とそろばんです。
先に申し上げておきますと、そろばんは10位の6.5%です。
これを多いか少ないか、良いか悪いかなどを論じるつもりはありませんが、
他の情報と照らし合わせて、データから読み取れるものを解説いたします。

それでは早速いってみましょう。

現在通っているランキング2018

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こちらはn=308で複数回答がありの結果となっています。(合計が100%をゆうに超える為)

1位はスイミング、32.8%。これは不動の人気ですね。
以下、学習塾、ピアノ・エレクトーン、英語、ここは23%程度で横並びです。
※学習塾は、一般的にそうは言われていないK文なども含みます

体操(14.0%)、通信教育(10.7%)、サッカー(9.7%)、書道(8.8%)、ダンス(7.5%)、そろばん(6.5%)
と続きます。

ここから読み取れるのは上位10件のうち、学業や教養に向いている習い事の割合が非常に高い、という事です。
体を動かすものに関しては計64%、学業や教養に向いているものに関しては105%です。ここから将来に対する漠然とした(保護者の)不安などが見て取れますね。
(元サイトには習い事を通じて子どもの才能を伸ばしたい、と書いてありますが、私の所感は全く別で、才能を伸ばしたいのであれば、どちらかと言うとスポーツか芸術系に向く、と言うのが私の持論です。)

どうですか?このランキングと周りの習い事実績とはリンクしますでしょうか^^

↓子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」より抜粋

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週に通っている日数

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週にのべ何日通っているか、と言う調査なのですが、同じ日にまとめて受講しているケースや元々週2、3回設定されている習い事などもあると想定され、回数ベースでみると約半数が2つ以上となるのでは無いでしょうか。(全く根拠なし…^^;)
例えばスイミング、ピアノ、サッカー。ピアノは早い時間に終わらせて、その後サッカーに。スイミング・ピアノは週1。サッカーは週2で、合計3つの習い事に週3日。と言ったような感じですね。

元記事にもありますが、いくつ通っているか何日通っているか、月の予算はいくらか、などは地域差が出やすいものと解釈しております。
同調圧力?と言うか、やはり周りがダッシュしていたら、こちらもダッシュしたくなるのが人間というものなのでしょう。
あ、地域差が出やすいのは間違いないと思いますが、個人個人で見ていくと、必ずしもそうとは言い切れないことは付け加えておきます。あくまで一般論の話です。

↓子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」より抜粋

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独断と偏見によるお勧めの組み合わせ

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さて、ここからはランキングとは関係なく、独断と偏見にみち満ちた私なりの考えを述べていきます。
ここでの話とそろばん塾ピコとはあまり関係がない、という事でよろしくお願いします^^;

【中学受験する場合】
スイミング、ピアノ、そろばん
各習い事の意図ですが、まずはスイミングで体力をつけます。体幹も鍛えられ、体の芯がしっかりとします。これは受験にとって大切です。体力がない子、姿勢が悪い子ではハードな受験を乗り切れません。
また、ピアノは説明不要なくらい万能な習い事だと思います。これは文句なしにおすすめ。その結果はランキングにもしっかりと現れていますね。
そして、最後にそろばんです。計算力を得て、自立して勉強に励めるようにし、頭の回転を速くし、受験勉強に立ち向かう上で何より重要な心構えを得ることが出来ます。
この3つで向かうところ敵なしです。
この準備が整った段階(5年生になったくらい)で受験塾に移行します。そして習い事は減らすのが良いでしょう。

逆にあまりお勧めできないのが、心構えも体力も意思も基礎学力もないうちに受験塾に入り、ダラダラと受験対策を開始してしまう事です。
全国大会とも言える大学受験ですら1年そこそこしか勉強しないのですから、この期間はなるべく短いに越したことはありません。ピークは6年生の後半です。マラソンでペース配分を考えるのと同じ様に、受験でも長期計画をしっかり考えてから対策に取り掛かりましょう。ってうちは受験塾ではありませんでした^^;

【中学受験しない場合】
サッカー、ピアノ、プログラミング

中学受験しない場合はもっと長期的な視点で見ていきたいですね。
やはり運動は外せないので、まずはサッカーです。
サッカーにはチームワークやメンタル、技術など総合面を求められ、頭もかなり使います。なぜ?と言う問いかけを自分にしない限り、大きな上達はありません。
そういう意味でもサッカーは良い習い事だと言えるのでは無いでしょうか。
また、週に2回~3回の練習はあるでしょうから、コスパも非常に高いと言えます。単純に量による差別化も(分かりやすいので)時に大事ですね。
あ、野球とかダンスの事は詳しくないのですみません…^^;
あくまで独断と偏見に満ちた例なので、他の好きなスポーツがあればそれで全く構わないと思います^^

ピアノに関しては先述しておりますが、やはりここでもお勧めです。一番のネックは費用の事だと思いますが、それがクリア出来ればやはりどんなケースでもお勧めできます。
いつの時代もピアノは習い事の王道ですね。

で、最後。変化球でプログラミングです。
教室によるとは思うのですが、上手くマッチする場所を見つけることが出来ればとても良い将来への“直接投資”になります。IT技術の活用が向こう数十年重要なのは火を見るよりも明らかなのですから。
また、上手く才能が開花すれば中学~大学の間に起業して、バリバリ稼ぎ、父親より可処分所得が多いなんてこともあるかもしれません。
まあ、あまり期待はしないほうが良いとは思いますが^^;

という事でお勧めの習い事でした。

上記は少し男の子向けになっていますので、女の子で興味が無い場合は

サッカー → スイミング
プログラミング → 書道orそろばん

などでも良いかもしれません。
もしくはピアノとスイミングのみ、あとは全部自宅で親が教育なんてのも良いのではないでしょうか^^

まとめ

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以上、大分内容がはずれてしまいましたが、習い事ランキング2018でした。
しっかりとした調査、と言うわけではありませんので、回答した年齢のグラフや中央値もあると、もっと分析できるのは無いかと思いました^^

習い事を決めるときに大事なことは、それを習う目的と見込みのリターン、そしてコスト(費用と費やす時間)をバランスにかけて、しっかり検討することです。
それと子どもが全く興味をもたないものをやらせても意味はかなり薄くなってしまいますので、とりあえず触れさせてみて、反応を見るのも大事ですね^^;

そろばんは、
お子様の可能性を広げます

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計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。

よろしければ、キャットリーの特長そろばんの効果についてもご覧ください。

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