そろばんの値段の違いについて

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そろばん塾ピコ講師の山下です。
講師歴1年のひよっこ講師ですが、日々成長する子供たちに刺激を受けながら楽しくそろばんを教えています。
より多くの人にそろばんに対する興味を持っていただけるような、知識や情報を発信します!

さて今回は、そろばんの「値段の違い」についてです。

そろばんを始めよう!となったら、まずはそろばんを購入しなければなりませんよね。
いざ購入しようと探し始めると、数千円~数万円とその値段の差に驚く方が多くいるかと思います。

そこで今回は、一見同じように見えるそろばんでも、一体何でこんなにも値段に違いが出ているのかを説明します。

そろばんの値段に違いがあるワケ

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結論からいいますと…
【使用している素材】
です!

「いやいや、素材にそんな違いなんてあるの?」
なんて思ったかもしれません。

これには
・珠の素材
・枠の素材
・芯竹の素材

の3つの素材が含まれます。

それでは、もう少し詳しくご紹介していきます!

珠の素材について。木製がオススメ!

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そろばんの珠には【樹木製(じゅもくせい)】のものと【プラスチック製】のものがあります。

より安価に購入したいのであれば「プラスチック製」のそろばんです。
軽くて持ち運びやすいのが特徴ですが、珠ブレがしやすく中~上級者にはおすすめできません。
※珠ブレ=珠が勝手に動いてしまったり、弾いたら、反動で戻ってきてしまったりと言う現象のこと。

数を覚えたての園児や、とりあえずそろばんに触ってみようかな、という方には向いていると思います!

そして「樹木製」のそろばんですが……
樹木製にも大きく2つに種類わけされます。

まず1つ目が「樺(カバ)」珠。
名前の通り、樺という木で作られた珠です。
そろばんの珠のはこげ茶色で、初心者でも手に馴染みやすいといわれています。
また、珠ブレも非常に少なく、上級になってもずっと使い続けられるそろばんです。

(私のそろばんもカバ珠です!)

そして2つ目が「柘植(ツゲ)」珠。
こちらも名前の通り、柘植という木で作られた珠なのですが、生育が遅く非常にきめ細やかで硬い木材です。
生育が遅い故に、希少価値があるので、値段はどうしても上がりがちです。
カバ珠に比べ、明るい色味の珠ですが、使い込むほど色が飴色に代わり味が出てくるのが特徴。

そして、明るい色ゆえに、珠が少し大きく見えるので、ミスが減る傾向にあるそう。(実際の珠の大きさは全く一緒です。)

(直接教えている生徒さんの柘植珠そろばんです)

また、使えば使う程自分の手に馴染んでくるのも特徴で、長くそろばんを続けたい人や上級者におすすめ出来るそろばんです。

以上、3種類のそろばんの珠で値段の違いを判断すると……

木製(ツゲ珠)>木製(カバ珠)>プラスチック製

となります!

※ピコそろばんは特殊な樹脂製ですが、これに関しては、そろばん用に職人さんが調整を重ねているので例外です。珠ブレはありません。

枠の素材。合板vs無垢材

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そろばんの枠は大きく2種類に分類されます。

まず1つ目は【合板】。
薄くはいで作ったベニヤを何枚もの層にし、合成樹脂を染み込ませて作ったものです。
多くのそろばんの枠がこの方法で出来ています!

そして2つ目は【黒檀(こくたん)】という木材で出来たものです。
横文字でいうと【エボニー】
(楽器をされている方などはイメージが湧きますでしょうか)

※トモエそろばん謹製、超高級そろばん。昭島のK先生のものです!

漢字を見ても分かるように、黒い木ですが、伝統工芸品にも使用されるような高級素材です。
色合いは「合板」も負けていませんが、より温かみがあり気品さえも感じられる風合いです。(だけど黒い)

余談ですが、ピコそろばんは、枠に黒檀を使用しています!

以上、2種類の枠の素材でそろばんの値段の違いを判断すると……

黒檀>合板

となりますね!

芯竹の素材について

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そろばんの珠を貫いている芯竹は大きく2種類に分類されます。

まず1つ目は【ひご竹】です。
こちらは人口的に作られた素材になります。

そして2つ目は【すす竹】です。
農家の藁葺き屋根から出たもので、天然品で非常に高級素材です。
目安としては1万数千円~使用されている印象ですが、
全く同じ珠や状態で、ひご竹とすす竹を純粋に比較する事が叶わない為、効果のほどは???
(珠の弾きを安定させて効果がある様です)

以上、2種類の芯竹の素材でそろばんの値段の違いを判断すると……

すす竹>ひご竹

となります!

そろばんの値段の違い~その他~

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今まで、そろばんの素材の違いで値段の差をお伝えしましたが……
素材以外でもいくつか値段の違いがあるのでそちらもお教えします!

まずは、【ワンタッチそろばん】です。
過去記事「ワンタッチそろばんとは~メリットとデメリットはこれだ!」で詳しく記載していますが…
ご破算がワンタッチで出来るかそうでないかで、もちろん値段は変わってきますよね。

また【そろばんの桁数の違い】も値段に違いが出てきます。
長ければその分素材を沢山使用していますので、値段が高くなってきます。

多くのそろばんは23桁が主流です。
上級になっても23桁あれば十分使えますし、何より長さが丁度いいです!

そして、もちろん15桁などの短いそろばんもあります。
しかしこれは扱う桁が限られる下位級や幼児など、まだそろばんに扱い慣れないという子にしかおすすめできません。

反対に桁の長い27桁のものも販売されています。
23桁よりたった4桁多いだけなのですが、非常に長く感じます……
それだけで扱いずらいと感じてしまうんですよね。

既に持っているのなら、まあ良いのですが、積極的に選ぶ理由は…特にありません!

逆に大人の方が趣味で!と言うなら19桁と言う選択肢がありますが、持ち歩いてもカバンに収まるので、これはお勧めです^^
(しかも桁が足りない事も無いと思います!)

まとめ

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今回は、そろばんの値段の違いについて説明しました。

要所要所の素材によって値段が変わると説明してきましたが……
やはり素材の良い物を使ったそろばんほど、珠のすべりも滑らかで珠もピタリと止まったり非常に使いやすいものになります。

しかし、全て高級品のものを買う!という訳にはなかなかいかないと思います。
ですので1つだけ素材を注目するのであれば、やはりそろばんの珠かと思います!
そろばんの珠が自分の手に馴染みやすいかそうでないかで、弾くスピードやミスも減ってきます。

ぜひ、自分のそろばんに対するモチベーションや実力などと相談して自分に最も合うそろばんを見つけて見てくださいね!
私は自分でこの記事を書いていたら、ツゲ珠のそろばんを使ってみたい気持ちが急上昇してきました…^^

そろばんは、
お子様の可能性を広げます

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計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。

よろしければ、キャットリーの特長そろばんの効果についてもご覧ください。

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