そろばんの検定の種類とレベルの違いについて 概要編

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そろばん塾ピコ講師の平山です。
10教室程度の講師管理・研修などを行っています。現在は担当教室も持っており、年長さん~小学5年生までが在籍しています。そろばんの技術だけを教える講師は目指しておらず、子どもの総合的な未来にコミットしております^^

先日は、そろばん塾によって教え方ややり方に違いはあるか、と言った内容で記事にしましたが、

前回の記事リンク

その中でも(教室で導入している)検定の種類については詳しく書いておりませんでしたので、今回、その辺りに焦点を当てて書いていきます。
皆さまに比較的良く知られている検定は2つ「日商」と「全珠連」です。
(両方とも略称)

検定シリーズリンク

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まず検定シリーズのリンク一覧です。

概要編(本記事)

日商編

全珠連編

日計連編(未リンク)

ピコ検定編

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日商検定(≒日珠連)について

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日商、日商言うてますけどね…(関西弁風)

完全なる名称は「日本商工会議所主催 珠算能力検定試験」ですが、公式サイトには「日商珠算検定」となっているので、正式名称は「日商珠算検定」で良いかと思います。
日商とは日本商工会議所の事ですね。こちらの団体が主催している検定で、それ故に一部の方々はブランド感を感じているのでは無いかと思います。

他の有名な日商検定は「日商簿記検定」ですね。
簿記検定と言うと、ほぼほぼ「日商簿記検定」の事を指しているのです。

日商珠算検定では、良く分からない仕組みの部分がありまして、純粋な日商検定は珠算6級~珠算1級のみなんです^^;
つまり段位・準級や下位級、そして暗算などは、(厳密には)日商検定では無い、と。
主に日珠連が主催して、日商が後援している筈なのですが…

ここが混乱ポイントです。

例をあげると、知らずに日商7級を受けに立川商工会議所に行ったら、「東京珠算連盟主催」の試験で、
今まで練習をしてきた日商検定と時間の計り方や合格点、問題数などに違いがあった、なんてこともありました。

はたまた、日商検定を受けた際に暗算準2級があった様ですが、その指導は無いのですか?と言った質問もありました。

弊社では東京の多摩地区と、川崎市に多く教室を作っているのですが、
川崎で受けた場合は暗算準2級が存在せず、
立川で受けた場合は暗算準2級が存在する、という事になっているのですが、
これは主催の違いや受験者数の違いが影響しています。が、詳しい大人の事情は置いておきましょう^^;
兎に角、全国規模のピコがローカルルールを拾い上げて指導をする、という事が難しい事はお分かりいただけると思います。
どうしても、と言う場合は個別の相談で!^^;

さて、少し仕組みが複雑な日商(日珠連)検定の説明でした。

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全珠連について

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全珠連(ぜんしゅれん)言うてますけども…
正式名称は「全国珠算教育連盟」こちらは団体の名称で、
検定の正式名称は「全国珠算教育連盟主催 珠算検定」^^;
特段明記するまでも無いでしょう。全珠連=検定の事、で殆ど通じるかと思います。
こちらのバックグラウンドは文部科学省です。後援に文部科学省がついていて、小学校などの指導でも協力したり、と言った事があるみたいです。

検定の内容での、主な違いは、難易度と種目です。
同じ級で比べると(桁数や口数が)日商より少ないのですが、準3級以上では選択種目として「伝票」や「暗算」や「応用計算」
そして段位になると「開法」と言うマニアックな種目も登場します。
そろばんに特化したのが「日商」、幅広く扱うのが「全珠連」と言う解釈で大体問題ありません。

また、日商は総合得点での合格基準が設けてあり、対して、全珠連は科目毎に合格基準が設定されています。
全珠連は満遍なく得点出来ないといけないわけですね。

検定を受けるには…全珠連の団体に所属する(全珠連の教室に通う)か、東京であれば世田谷(代田橋駅)、神奈川であれば横浜(井土ヶ谷駅)まで受けにいく必要があります。
近所の方はともかくとして、各地にある商工会議所より大分不便ですね…
なので、(私の認識としては)教室用の検定のイメージです。

検定は2か月に1回。この面から見ても教室用の検定と言えるでしょう。
(日商検定は4か月に1回ですので、教室用としては少し使い辛いです)

あまり大きな声では言えませんが、かけわり見取りが、日商よりだいぶ簡単なので、
種類関係なくとりあえず1級!と言う場合は全珠連が手っ取り早いです^^;
日商1級(特に見取り算)は…本気で難しいです^^;

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日本計算技能連盟について

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※2020年2月14日追加

日本計算技能連盟。略して、にっけいれん。

日経連?いやいや日計連です。。
という事で日本計算技能連盟です。

ここの成り立ちは某強豪珠算塾が中心で作っている、と言う事です。
大会の運営名簿などを見ても、珠算の普及と言うよりは、
一部の超エリートそろばん選手の育成がメインになっているかと思います。
(超エリート選手の保護者が多数関わっていたりとかしていますね)

じゃあ、問題が全て難しいかと言うと、全く逆で、級位の間は楽なんですよね。
特にピコ検定と比べると、難しさが全く違う…(易しい)

時代の流れに合わせて、リニューアルされて作られた仕組み、そして、難易度。
級位の間はそんな感じで、段位は人間の限界までチャレンジする検定に様変わり。

そんな検定と言えるかと思います。
(あ、だから1級をとにかく取りたいなら、これがいちばん楽!)

まだ出来たばかりの連盟で情報が少ないので、詳しくは計算技能連盟編をご覧ください^^

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ピコの検定について

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最後は、少しやんちゃな子からはピコ?ピコ〇郎?と言われて久しいピコ検定です。

ピコ検定は勿論、ピコ生の為にある検定です。
特徴としましては「毎月受けれる」「日商検定をベースに」「その後、日商3級2級が受かりやすい様に」作られている検定です。

賞状やシールに珠算全国会、と書いてありますが、便宜上つけた名前なので、あくまでピコ生専用の検定です。他の教室の子が受けることはありません。
そういう意味では誰に媚びるわけでもなく、目的の為に割り切って作られている、と言っても良いでしょう。

実際使ってみて、の感想は
「検定のスパンが1か月と短いので、目標として設定しやすい」
「少し難しいが、基礎の習得にはもってこい」
「手軽さ故に、軽く見られがち」

と言ったところでしょうか。

検定のスパンが1か月と言う事は、今何をするべきか明確に出来る、という事でもあります。4月は8級を受けて、5月は7級取得を目指して頑張る。
はたまた、7級は6月にして、5月は暗算を導入して、7級を取得しよう、などなど。

これが2か月以上に1回の場合は、飛び級が多くなってしまったり、はたまた、現在練習している級と、検定を受ける級が大きく剥離してしまう可能性が高いです。
3級以上であれば、それも良いと思うんですけどね。(合格点が高く、とても難しいので)

また、レベルに関しては、7級~4級が特に難しく、しっかりやれば基礎の完全習得に繋がりやすいのですが、その反面、やる気が無かったり、
モチベーションが続かないと、点数が伸びずに、なかなか検定すら受けることが出来ません^^;
この辺りは、別記事で各検定の問題画像などを載せて紹介したいと思います。

軽視されるのは便利さとトレードオフな面もありますので、仕方ないでしょう。
講師の立ち振る舞いでこの辺りは大きく変えることが出来ると思います!
まあ、そもそも毎月検定を受けられるのはとても幸せなことではないですか?
(検定料も安いですし…)

という事で、講師の立場としてはとても使いやすい=生徒の指導も上手くいく
ものとなっております。

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まとめ

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一口に珠算の検定と言っても、検定の頻度やレベル、受験方法、理念などに大きく違いがあります。

よく私は生徒に言うのですが、友達が「何級だ」とか、親が「何段だ」と言うのは、実際問題あまり意味が無く、それによってついた実力の方が何倍も大事です。
ましてや検定の種類やレベルも知らずに軽々しく、人と比べるなどと言うのは以ての外です。
人の事は置いておいて、自分はどうなのか考えて、おけいこに集中して級の取得に励んでほしいです。

最後は何故か説教になってしまいましたが、次回から各検定の詳細を見ていこうかと思います^^

そろばんは、
お子様の可能性を広げます

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計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。

よろしければ、そろばん塾ピコの特長そろばんの効果についてもご覧ください。

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