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そろばん塾ピコ講師の平山です。
2019年初投稿です。昨年11月より教室専用のLINE@も運営しておりますが、
好評をいただいているのか、登録者数が徐々に増えて来ております^^
入会した方のみ入れるもので、体験に来た際にも案内しておりませんし、一般の方も覗くことが出来ません。
配信内容は事務連絡およびそろばんに関する情報(こちらのブログと大差ありませんが…)、
そして個別サポートを行っている期間もありますので、入会したら活用いただけるのではないかと思います。
と、言うか是非活用していただきたいです^^
さて、今回はそろばんの使い方(かけ算)を解説していきます。
ピコで考えているのは【出来るだけ子どもに分かりやすく】【式も含めて、正しく数を入れて、珠を多く動かす練習を沢山出来るように】この2点です。
その2点を念頭に入れて見ていきましょう。
以前の記事でも触れたことがありますが、かけ算のやり方は3つあります。開始の時点で、かけられる数(実(じつ))×かける数(法(ほう))を置くか置かないかと言う違いのみです。
・両方置く(通称はありませんが、便宜上、以降“両置き”)
・片方置く(通称“片落とし”)
・両方とも置かない(通称“両落とし”)
その結果、かける順番が変わったり、スピードが変わったりしますが、その中身は後述するとして…。先にそれぞれの特徴を知っておきましょう。どれが素晴らしくて、どれがダメなんてことはありませんが、それぞれの特性を知っておくことはとても重要です。
まず、“両置き”は明らかに易しいスタイルです。
そろばんに実(かけられる数)も法(かける数)も両方入れてしまえば、(紙に書いてある)問題は見なくても大丈夫、という事になり、視線移動が少なくて済みます。(数の読み取り違いなどが起きない)
また、片落とし・両落としは紙に問題が書いてある前提の計算手法なので、こちらが本位の考え方でしょう。
速さに関してはそこまで出ません。
さて、次は片方置かない“片落とし”です。
これは先ほどの画像でも見て取れる様に、法の方を置かないのですが、単純に両置きから法(左側に置く、かける数)を省略するだけです。
両置きより格段に速く計算が出来るようになりますが、実は挑戦さえすれば比較的簡単に移行できるのが特徴です。
また、1~4級程度を乗り切るのに必要なテクニックと言えるでしょう。
最後に“両落とし”ですね。
読んで字の通り、【両方置かない=両落とし】というわけです。
始めからどちらも入れないので、上手く使えれば3つの中で最速ではあるのですが、目に見えないことを考えつつ計算しなければならないので、習得に時間がかかる上に、理解も難しいです。更に言ってしまうと教える側も困難ではあります(泣)
特に低学年や幼児のうちだとかなりきついですね。いわば諸刃の剣と言ったところでしょうか。
ですが、高い段を取りに行く様な場合、大会で成績を残したい場合はこの方法を使わないといけません。圧倒的な速さが必要になるからです。
その他、速い意外にもメリットがありまして、“かけ暗算”をする場合には、主にこの方法を取りますので、かけ暗算が早く習得出来るというメリットはあります。
やはり、どれが絶対!なんてことは無く、特徴を知って使い分けると言うのが得策です。
ピコでは両置きから入り、5級あたりで片落としに移行。それで1級くらいまで教えて卒業という流れです。
その後、もっと続けるようであれば別の場所で両落としを習っても良いと思いますし、独学でも両落としの習得までは出来るのでは無いでしょうか。
動画にしてみましたので、まずは確認してみましょう。
例のごとく、ちゃんと見えるような速度で撮っております。
実は中央に置き、法は左側に置きます。
・6*1
・6*2
・6は終了したので取る
・5*1
・5*2
・5は終了したので取る
と言った流れですね。
この順番は“片落とし”も全く同じですので、移行は簡単です。
こちらも動画にしておりますので、まずは確認してみましょう。
実を中央に置いたら、あとは計算するだけ。
・6*1
・6*2
・6は終了したので取る
・5*1
・5*2
・5は終了したので取る
全く一緒ですね。ですので、違うところと言うのは、法を覚えておくか、法を紙でチラチラ見ながらやるか、まあそんなところでしょう(笑)
はい、それでは動画です。
何も置かないのでいきなり計算です。
どこかの都合の良い定位点(赤い丸の部分)から答えを置いていきます。
動画でそうなっていないのは頭の計算が1*5だからです。
・1*5
・1*6
・2*5
・2*6
かける順番が違うのはお分かりいただけると思います。(と言うか如何様にも出来るのですが、基本はこれです)
そして6つのものが4つのプロセスで終了です。
マスターすれば本当に速いんですよね。動画ではかなり遅くやってますが、この速度なので。
ただし片落とし・両落としの両方を自在に操る、と言うのは無理かと思いますので、両落としを開始するのは更に上へ上へ目指す場合に限定したほうが良いと思います。
要は計算式を端折って、速く答えを求めているので、それ(具体的には1秒以下の速さ)が必要になった時に習得すればよいのでは無いかと思います。
以上、3種類のかけ算の方法でした。
まずは、珠算に対する理解を深めましょう^^
計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。
よろしければ、キャットリーの特長やそろばんの効果についてもご覧ください。
オンライン校もあります。教室での対面の授業と遜色ない授業をオンラインで実施します。ぜひ体験授業にご参加ください。
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