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お子様に合った教室かどうか確かめてみてください。
そろばん塾ピコ講師の平山です。
数教室を回り、様々な考え・様々なタイプの子を見てきた経験から、一般論でない、役に立つ現場視点の情報を配信していきます。
前回は6級の内容を紹介しましたが、理解はできましたでしょうか。
一旦、級に関する項目はお休みとし、他のコラムを書いていきます。
今回は“小学校でそろばんってやる?やらない?”についてです。
また、この内容だけだと500文字くらいで終わってしまうので、これに関する有益な情報を書いていければと思っております。
さて、それでは早速本題です。
さて、文部科学省の学習指導要領を調べると、こう書いてあります。
3学年時には
・そろばんによる数の表し方について知り、そろばんを用いて簡単な加法及び減法の計算ができるようにする。
→そろばんによる数の表し方について知ること。
→加法及び減法の計算の仕方について知ること。
4学年時には
・そろばんを用いて,加法及び減法の計算ができるようにする。
とあります。
具体的な時限数などは記載されておりませんが、聞いた・調べた話によると2学年にまたがり、大体4-5時限程度触れると言うのが現在の小学校の状況の様です。
小学校の先生はそろばんの先生ではありませんし、この授業の為に誰かからそろばんの教え方を習う事もありませんので、教えることに関してもなかなか難しいのが現状では無いかと思います。
また、小学校の先生がそろばん経験者だったらそろばんが教えられるかと言うと、それは少し違うのです。
そして実際問題、そろばんの繰り上がりを学校で習得してから
そろばん塾に来たと言う子は見たことがありませんので(500人以上を見ても)、私の想像の世界ではないと思います。^^;
5時限程度で習得できるものとしては、数の入れ方および繰り上がりの無い計算程度でしょう。
(しかもすぐに忘れてしまうでしょうね)
そろばんは教室に来て習わなけば習得出来ません。これが事実です。
という事で、小学校でのそろばんに期待をしてはいけません
(してないと思いますが^^;)
↓学習指導要領「算数」3年生より抜粋
先ほど”公立”と私は記述しましたが、小学校には学習指導要領に縛られない私立の小学校も存在します。
その中で2つの学校を紹介しましょう。
まずは埼玉県にある“さとえ学園小学校”です。
ここのさとえ学園ではアフタースクールが十年以上の歴史をもっており、その中で所謂、習い事のプログラムが受講できるようになっています。
下記の画像は公式サイトからの切り抜きですが、そろばんが思ったより受講者が多い、と記載があります。そして黄色いそろばんが写っていますね^^;
便宜上、名前は変わっておりますが、紛れもなくそろばん塾ピコの運営なのです。
(すでに埼玉県では公開されている情報ですので問題ありません)
さて、続いて京都に校舎を構える“立命館小学校”です。言わずと知れた名門大学の付属小学校ですね。
こちらの学校では1~4年まで年間100時限ほどそろばんの正課授業が組まれているそうです。
年間100時限と言う事は…習い事で週2回通っても届かない数。触れている、と言うレベルは遥かに超えています。
さて、ここの学校の副校長はあの“100マス計算”で有名な陰山英雄氏でした。(2017.3退職)
氏は元々広島県尾道市の土堂小学校にそろばんを取り入れ、知能指数が118をと言う高さまで上がっていたことに目をつけ、
その結果をひっさげて立命館小学校に赴任し、その後、そろばん普及に努めた、と言うわけです。
名門大学の付属小学校にそろばんを導入するには科学的データは必須だったのでしょう
あ、因みにこちらはピコとは関係ありませんので^^;
そろばんの効果は科学的にも実証済なのです
当然、向き不向きはありますが、しっかりとカリキュラム通りにこなせば確実に成果のあがる習い事なのはご理解いただけたのでは無いでしょうか