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お子様に合った教室かどうか確かめてみてください。
そろばん塾ピコ講師の平山です。
今回は在籍者向けの“合同グランプリ”に関する記事になります。
まずは、殆どすべての子が受けたことに関して、拍手を送りたいと思います。
サンプル問題を見た方は気付いているかと思いますが、そろばんを始めて数か月の子なんかは、まともに太刀打ちできる問題では無かったと思います。
また、制限時間の短さ。検定のレベルで言ったら3~4倍程度の時間があってもおかしくない設定でしたし、問題量の多さは検定のそれとは比較になりません。(3倍以上)
しかも難しい^^;
と言った、尻込みしてしまう状況の中、良く勇気を出して受けてくれました。
総勢284名!素晴らしいです^^
と褒めたところで^^;
作問の意図や点数の目安などを解説していきます。
まずは全体の意図として、皆が高得点を取れて満足、と言う設定にはなっておりません。そもそも1級の子であっても満点を取らせるつもりはありません。
満点を取れる設定、という事は逆に言えば力技(ちからわざ)で計算力の勝負をすれば良いだけになってしまいますよね。つまり単純な計算力の勝負、正答率の競い合いになり、結局全てが計算力で決まる。それは違うと思ったわけです。(あくまでグランプリにおいては、の話です。)
例え4級の子であっても、準備もせずに適当に解いていくと点数が取れない、
逆に8級の子であっても、しっかり問題を把握して、どこからどの様に解くか、暗算なのか珠算なのか、などを事前に準備出来た場合はある程度の得点が視野に入った筈です。
もしくは当日であっても考える事が出来たかもしれません。
その様な事を教えたかった、というと言い過ぎですが、何も考えないのはマイナスに作用し、しっかりと準備した子にはプラスに働く、そんなグランプリになっていたかと思います。
このグランプリをやるにあたって、どういう視点で問題を見るか、
もし、サンプル問題を解く時間があったなら、どういう視点で取り組めたか、これが大事です。
と言うか、そろばんに限った話ではありませんね。
グランプリは全てが“得点”です。
だから、どうやって得点を伸ばすか、それを考えれば良いのですが、それがなかなか出来ません。単純に「だるい」とか「大変」とか言うのも分かるのですが、大人に教わってないと言うのも一つの原因の様な気がしています。
なので、(何でも構わないのですが)物事に真剣に取り組むときは
「何が目的なのか」「何がゴールなのか」
子どもと問答して、上手く引き出してあげると良いのではないでしょうか。
※因みに過程が大事とか大事じゃないとか、そういう話ではありませんので、ご了承ください^^;
ところで、今回のグランプリで自分の子どもと話しましたか?
絶対話さないといけない、とは言いませんが、良い機会として使っていただければと思っておりました。
では、どこがどの様に準備が必要になっていたのか解説していきましょう。
(かけ算わり算各5点、みとり算10点、合計1000点満点)
まずは点数配分です。
かけ算・わり算は5点で見取り算は10点、という事に気付いているかいないか、これはとても大きいです。
(一部で配布したサンプルでは得点表示を間違えてしまったのですが…すみません!)
見取り算を捨ててしまった場合、もしくは時間が足りずに、うっかりかけ算わり算のみに終始してしまった場合、確実に点数は伸びません。
なので、今回のグランプリでは“見取り算を解く”ことが得点に直結していました。
初歩的な事ですが、大事ですね。
次にレベル設定です。
では、見取り算に終始すれば良いのか?答えはNo!です。
1級や2級の子であれば少し事情は違いますが、大多数の子にとって、3桁5口の見取り算を解くより、
簡単なかけ算わり算を2問解く方が早いし正答率も良くなります。
これに気付けたかどうか。
例えば、4級であれば
見取り算で30問解いて
↓
かけ算25問
↓
わり算25問
計550点
くらいは目指しても大丈夫です。
これがかけ算わり算に終始してしまうと
かけ算35問
↓
わり算35問
↓
見取り出来ず
全部合っていたとしても計350点
となってしまうわけです。
(実際はもっと低くなると思います)
かけ算わり算の後半に手を出すのは、暗算力が無いとかなりキツイと言わざるを得ません。(3級以上推奨)
そして最後の15問は暗算で解くには難問で、珠算で解くには時間がかかる、
という事でこちらも安易に手を出すと点数が下がってしまう原因となります。
この辺り、問題を見て、気付けたかどうかは大きな分かれ道になった事でしょう。
始めてから半年以内程度の場合も書いておきましょう。
上記の理由なども絡んで、点数が思ったより伸びなかったかもしれません。
そもそも入門は終わったけど、まだ見取り算が完全に定着していないケースなどもあったことでしょう。(この場合の点数は低くても仕方ありませんね)
おまけに、まだ7級以下の場合は、考える事がそこまで多くありません。
得点配分や解く順番などは気にしなくても簡単に検定は受かってしまいますから。
なので、今回はグッと我慢の時です。
今回より、次。
次より、その次。
今は、少しずつ伸びていけばそれで良しとしませんか?
そして、今、私が言えることとすれば
・そもそも受けた時点で凄い!
・間違いや、出来ない事に対する許容度が高い子ほど伸びる
・目的をもって努力を怠らない子は伸びる
・同じ条件でピコを受けている中でも、グランプリで高得点をとった子は多くいる
それを知る機会だったと思えば、良い収穫ではありませんか?
まずは、おめでとうございます。
名前を見渡すと、普段の練習量や、おけいこの継続が結果となって現れたのでは無いかと思います。挫けそうな時もあったと思いますが、今まで良く諦めずに頑張りました。
計算力やそろばんが実生活に本当に活きてくるのは、暗算を習得した時です。
それは、今この時でないと身に付きません。
今この時間を大切に、更に上を目指してください。
グランプリはこれからも継続していきます。
どんな意見があろうと子どもたちの成長に繋がるのは疑う余地が無いからです。
次、そして、その次のグランプリも期待しています!
※次が全く同じ作りの問題かどうかは保証できませんので悪しからず…^^;
計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。
よろしければ、キャットリーの特長やそろばんの効果についてもご覧ください。
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