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そろばん塾ピコ講師の平山です。
10教室程度の講師管理・研修などを行っています。現在は担当教室も持っており、年長さん~小学5年生までが在籍しています。単純にそろばんの技術だけを教えて、スピードを競わせるような講師は目指しておらず、子どもの総合的な未来にコミットしております^^
(以下、本題)
そろばんを始める際に左利きである事を気にされる方は結構多いです。
しかし、結論から言ってしまえば、何も心配する必要はありません。左利きの子は20~30人ほどは見てきましたし、今も担当している子の中にいますが、やはり左利きである事が原因で不利になることは全くもってありませんでした。
その辺り、詳しく見ていきましょう。
どの様に左利きの子がそろばんをやるのか、動画で見てみましょう。
(私は右利きなので、やり方を真似してみるとこんな感じです。と言う動画)
(見取り算)
(かけ算)
どうでしょうか、違和感ありますか?
左利きの場合は字を書くのこそ左になりますが、その他は全て右利きと同じ扱いです。利き手ではない方でそろばんを弾くので、不利ではないのか?と思われるかもしれませんが、意外にも影響は無いのです。
そろばんを弾く指は字を書くように指の力を絶妙にコントロールする様なことはあまり無く、むしろ、どう指を動かすか瞬時に判断をする方がよっぽど重要ですので、影響が無いのだと推察しております。
ですが、私が左でそろばんを弾けと言われても、いつもの速度ではなかなか難しいものがありますが(出来ないわけではないですし、むしろ中級程度なら余裕で合格出来ます)、左手で字を書くよりはよっぽどマシです。この辺りは慣れの面が大きいのでしょう。
※元々字が汚いのは置いといて…
もっと言ってしまうと、左利きの子の方が優秀な子が多い様な気もしていますが、サンプル数も少なく、間違いない統計を取ったわけでもありませんので、あくまで肌感覚です^^;
左利きの子の中には、右を使う事に、もの凄く抵抗がある子がいます。
なので、矯正も強制も一切しない、みたいなご家庭は一定数あるのではないかと思います。
その流れでそろばんも左で出来ないのですか??と聞かれたことがありますが、これはデメリットが多い故になかなかお勧め出来ないのが現実。
・そろばんは筆算と違い、大きい桁から数字を入れていくので基本的に手で数字を隠してしまう
・指使いがやりにくい
・講師が教えづらいし、子どもも理解しにくい
などですね。
そろばんで右を使ったとしても、左で字を書いている以上、全く矯正にはあたらないと考えます。ピアノもPC(のタイピング)も左を使いますが、そのレベルだと思ってください。
全然関係ない話になりますが、弊社では幼児向けの硬筆教室も行っており、そのまま左を使う・右で書けるように誘導していく・必ず右にしてほしい、などという事はそろばんよりよっぽどシビアに考えています。
比較するのは何なのですが、そろばんの左利きに関しては、字が左で書けることもありますし、判断としては重いものにならないはずです。つまり、右への強制にはあたりません。
ですので、認識としては左も右も字を書く手が違うだけで、あとはあまり変わらない、と考えていただいて間違いないと思います。
そろばんと脳の関係は以前にも少し記事にしたことがあります。
子どもの習い事にそろばんがいい!の理由について考えてみた<前半>
そろばんを習うと右脳が…
更に左手を使うと右脳が活性化する…
などと言う話があります。超現実的な話をすると、科学的に実証されているのは【右脳を使うのは珠算式暗算】という事。
あくまで暗算であってそろばんではありません。(暗算を習得する準備としてはそろばんが必須ですが)
ですので、左利きだから右脳がとか…そろばんを習うと右脳が…とかは
正直イマイチはっきりしないので、分からないと言うのは現時点での解です。
多分、そうだろう。という事ではあると思うのですが、現時点では残念ながら論文レベルのハッキリとした答えは出ておりません。
驚くなかれ、メリットは数点あります。
・計算が終わってから答えを書くまでが一瞬早い(気がする)
・暗算の場合は計算終了~答えの記入までがシームレスに出来る
(計算しながら書くなどと言う芸当も出来そうです^^)
・(段位の場合)両手でそろばんをする場合は早くなる(気がする)
主に気がするレベルになってしまい申し訳ないのですが、先にデメリットも見ていきましょう。
・左利きであるが故に、親が心配になる(実際にはあまり影響なし)
実は、デメリットらしいデメリットはありません^^;
メリット3つに対して、デメリット1つ。
これは左手は不利どころか、有利なのではないでしょうか^^
身も蓋もないことを言ってしまうと、利き手より重要な事は沢山あって、そっちの方が100倍も200倍も重要という事です。
ですので、私がお勧めする方法は【気にしない】
これに尽きます!
それでは、今回はこれにて^^
計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。
よろしければ、キャットリーの特長やそろばんの効果についてもご覧ください。
オンライン校もあります。教室での対面の授業と遜色ない授業をオンラインで実施します。ぜひ体験授業にご参加ください。
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そろばんのレベルや合格点~2級~