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はじめまして。そろばん塾ピコ講師の平山と申します。
数教室を回り、様々な考え・様々なタイプの子を見てきた経験から、一般論でない、役に立つ現場視点の情報を配信していきます。
今回が初めての文章になりますが、保護者の方からよく聞かれる質問、そろばんはいつから始めるのが最適か、という事の一つの考えを解説していきます。
早期(年少さんや年中さん)に開始するのがどうなのか。または、4年生以降に始めても遅くないのか、という質問が多いです。こちらにも答えつつ、何歳での開始が好ましいのか見ていきましょう。
まずはなにをもって最適とするのか、そこから考えていきます。
事例として多いケースとしては
・算数を得意になってほしい
・中学受験に役立てたい
・珠算1~2級を取得したい
この3つくらいでしょうか。
それぞれ目的が違いますので、詳しく見ていきます。
まずは算数を得意になってほしいケースです。
算数得意になってほしいケースだと、そもそも算数とは小学校1年生から始めるので、その前の年長さんの途中から、もしくは1年生から始めるのが最適と考えます。
1度苦手意識がついてしまうと、なかなかそこから抜け出すのは困難ですので、その少し前から、または算数の開始と同時に始めると、多くは苦手意識を持つことを避けられるでしょう。
また、そろばんを習っている子は算数その他教科の点数が良い傾向にあります(データは下記参照)ので、早いうちから勉学において自信をつけやすいです。
よって年長さんの途中~1年生(5~7歳)ということにしておきましょう。
6級~4級くらいで実が入らなくなり退塾するケースもあるかと思いますが、そもそも目標が級の取得ではありませんので、それで良いと割り切っていただければよいかと思います。
次は中学受験に役立てたいケースです。
このケースだとタイムリミットがあることを意識して時期を決めるのが良いかと思います。
多くの場合、4年生の途中もしくは終わりで退塾し、学習塾に通い、受験に向けて本腰を入れるケースが多いでしょう。そこから3年間かかると逆算すると2年生から。少し余裕を持つと1年生から。
ご家庭によっては早期教育を望む声もあり、それ自体は早期教育が就職後に良い影響をもたらすと言うデータもありますので、否定しませんし、上手く行えばリターンは大きいかと思います。
が、ピコでは有段者を育てて、大会で賞を取らせる教育はしておりませんので、そちらの方面の早期教育だとややベクトルの向きが違うことは申し添えておきましょう。
よって、1年生の間(6~7歳)に開始するのがベターと思います。
最後に珠算1級~2級を取得したいケースです。
このケースの場合、何歳から、というよりはその時期が来たら開始する、という方が最適だと考えます。
では、その時期の判断ですが、そろばんを始めるには数の概念が無いといけません。
たとえば、そろばんの1玉3つと数字の3が一致する事がまず何よりも必要です。
その次に簡単な合成分解や10以上もスムーズに(間違えずに)数えられることなども必要です。
あとは集中力ですね。これはそろばんが好きか嫌いかということも関連してくるのですが、学年があがるにつれて興味の幅も広がり、飽きなどは少なくなる傾向にあるかと思います。
などと、総合的に判断して、多くの場合年長さんの後期~1年生(6歳~7歳)が最適でしょう。同じ子で比べられるとするならば、早く始めた方が級が伸びるのは間違いないと思います。
ただし2~6年生で始めたケースに比べると進みが遅くなりますので、払うコスト・かかる時間とのバランスを取りたい、他の習い事もたくさんやりたいので、短期間で習得したい。という場合はもっと学年が上がってからの方が明らかに効率は良くなります。
ただ、時間切れで惜しくも2級取得に届かない可能性も高くなります。
(中学生になると部活が始まるので、かなり気合いを入れないと通塾するのは難しい)
ということで3つのケースを見てみましたが、小1がすべてにランクイン(?)しており、そろばんを始めるのにおおよそ最適な学年は1年生、ということで結論が出てしまいました。
※冒頭で出た、4年生以降に開始するのが遅くないのか、という回答に対しては「遅くないし、寧ろ効率は抜群。ただし2~3年間で2級まで到達するには結構な努力が必要」となります。
そろばんは多くのケースで1年生から開始するのが望ましいが、目的にもよるので、ご家庭の方針はしっかりと考え、持って、共有しておくことが後々の満足につながります。
計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。
よろしければ、キャットリーの特長やそろばんの効果についてもご覧ください。
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