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講師の平山です。
ツールの使い方を書いたら、次は家庭学習の方法について書いておかなきゃ!
という事で3月限定の記事になりますが、効果的な自宅学習の方法について書いていきます。
まずは、各ツールのリンクです。
※一部主観を含む
※諸説あり
え?2時間???
うちは無理だから!と思いましたよね?^^;;
ちょっと待ってください。
時間が無いのでは無く、他に使っているだけではありませんか??
もし愚直に毎日2時間・1年間費やしてくれる人がいたとすると、必ず(私が)感謝されるレベルになっている事請け合いです。
何故なら、これは1年で暗算段位を狙う事が出来るレベルまで到達するからです。
(珠算は1級~3級くらいでしょうか??)
たった1年間でそこまで成果が出る学習なんてありません。
なので、まずは心穏やかにメニューを確認していきましょう。
2時間の間でやる事は
【珠算】
・読み上げ算5~10分
・級の時間計測20~30分
・間違い直し20~30分
【暗算】
・フラッシュ暗算5~10分
・読み上げ暗算5~10分
・見取り暗算10~15分(直しも含む)
・アバカスサーキット(F2 or F1)20~30分
or 暗算級時間計測(20~30分)
毎日2時間とか、大したことないです(キッパリ)
子どもが嫌がるのは、2時間に見合った価値が無いと思っているからです。
だから、目の前の餌(ゲームや漫画)につられてしまう。
でも、そろばんを毎日2時間やって、効果が出始めたら、ゲームやYoutubeなんか殆どしなくなります!
ゲームやYoutubeは費やした時間の割に合わないと気付くからです。
(息抜きに使えば良いのです)
時間の使い方を学べるのも、そろばんの良いところですね!
続いて1時間コースです。
2時間コースのメニューを珠算・暗算、交互に行いましょう。
【珠算】
・読み上げ算5~10分
・級の時間計測20~30分
・間違い直し20~30分
or
【暗算】
・フラッシュ暗算5~10分
・読み上げ暗算5~10分
・見取り暗算10~15分(直しも含む)
・アバカスサーキット(F2 or F1)20~30分
or 暗算級時間計測(20~30分)
珠算と暗算30分ずつ、とも思ったのですが、よほど効率よく入れ替えなどを行わないといけなくなるので、
自宅での現実的な方法は交互に行う事だと判断しています。
上手くいけば、暗算2級を取得出来るかもしれません。
珠算と暗算、どうしても比率が珠算に偏る傾向がどの子もあるのですが、半分ずつにすると効果的です!
では早速中身を見ていきましょう。
まずは読み上げ算です。
読み上げ算に、どの様な効果があるか説明していきます。
読み上げ算の適正なレベル設定が難しい事はとりあえず置いといて、
・ミスをしやすい部分の早期発見
・速度アップ
・単純に見取り算の上達
が期待できます。(その他幾つかありますが割愛、、、、)
珠算で一番難しく、点を落としやすいのは間違いなく見取り算です。
自分がしてしまったミスに気付きにくいですし、何より1問にかかる計算の時間が一番長い上に複雑です。
また、苦手になりやすいのも見取り算ですが、後から直しをしても、どこを間違えたのか分かり辛いと言う特徴からくるものも大きいです。
そこで、読み上げ算。
同じ問題が繰り返し出来るので、ミスをした部分の特定がしやすい。自分で気づきやすい。
これはもの凄いメリットです。
また、自分のペース(速度)は完全に無視されてしまうので、速度を知らずのうちに高める事が出来ます。
結果、見取り算の上達に繋がります。
そして、見取り算の上達はかけ算・わり算の上達にもつながるのは言うまでもない。
メリットばかり、という事に気付かれましたでしょうか。
しかし、教室ではレベルがバラバラなので、あまり時間をかけて行う事が出来ないのが現状です。
よって、自宅で練習するのが一番、と言うわけですね!
級の時間計測は皆やっている事かと思います。
しかし、その場で丸付けと直しまでしていますか??
大半の方がNoと言われると思います。まあ、時間かかりますしね…
丸付けと直しをその場でやるのは、ある意味基本であって、説明不要なくらい大事な事です。
今やった問題がどの程度得点できたのか、そして、どの様に間違えて、次はどう解いたら良いのか。
ここまで完結して終われば、次にまたそろばんをしたタイミングで上達している事は請け合いです。
そして、その上達のペースが毎日であったらどうでしょう??
なかなか級が受からない、、と言うものせいぜい一か月程度ですり抜けてしまうものです。
という事で、読み上げ算→珠算級と言うのが王道パターンですが、
もっともっと上達させるには、色んな種類の問題やいつもより難しい問題に取り組むのが大事です!
例えば大会の問題とか、違う種類の検定問題とかですね。
今回も違う検定のもの、大会のもの、それぞれ無料配布しておりますので活かしていただければと思います^^
まずは暗算全般について。
先ほども書きましたが、珠算に練習比率が偏るのは、暗算は誤解を受けやすい…と言うのがあります。
第一の壁を突破するまで、もの凄く難しく感じます。
練習時間が足りていない子に関しては特に…
確かに、難しいです。
難しいと、心も折れやすいので、簡単な方法に流れ着く事になります。
筆算や1桁ずつ分割すると言う方法に…
そして、そのやり方ではやろうともやろうとも先が見えない(上達はしない)ので、
暗算=苦痛となってしまい、珠算に逃げる傾向が現れやすいです。
がしかし、これに関しては、抵抗せずに先生に言われた通りにやったもん勝ちです。
第一の壁を突破するとは、【珠が頭の中で見える様に・動く様になること】
ここまで完成すると、急に暗算が簡単になってきて、抵抗なくバンバン取り組めるようになります。
(しかもその得た能力が実用的なので、能力を得た感がある)
と、言う事を始めに覚えておいていただけると幸いです。
フラッシュ暗算は、暗算力をブーストさせるのに最適なツールだとお考えください。特に速度に特化している面が強いです。
新規入会者の方でフラッシュ暗算をやりたい!と言う方は多いのですが、あくまでメインはペーパーで行う暗算です。
珠算式暗算の力を伸ばすのに役に立つ道具だと割り切ってしまいましょう。
道具なので、使い方が大事です!
詳しい使い方は別記事がありますのでこちらからご確認ください。
ここでは、
・フラッシュ暗算とは暗算力を更に伸ばすためのツールである
・速度(と正確さ)を上げていくのがフラッシュ暗算
・1日10分で十分であるが、毎日少しでもやる事で限界突破が早くなる
・フラッシュのみで終わりにせずに、紙の暗算を行う
という事をお伝えしておきます。
フラッシュ暗算のギネス記録は3桁15口1.4秒
もはや3桁×15回の数字すらまともに認識が出来ません^^;;;;
こちらもフラッシュ暗算同様、暗算力をブーストさせるのに効果的なツールです。
ただ、フラッシュ暗算とは少し特性が違います。
こちらも使い方に関して別記事がありますので、こちらからご確認ください。
特徴をいくつか挙げると
・数字が声から入ってくると珠が浮かびやすい(子が多い)
・スピードはあまり上がらないが、桁幅を増やすのに最適
・筆算防止に最適
まだ、壁を乗り越えていない子も珠が浮かべやすいので、暗算とはこういうものだ、と言うイメージが掴みやすいです。
→これをペーパーの暗算に落とし込めば良い
読み上げ暗算はどう早く読んでもたかが知れているので、速度特化のものでは無いのですが、
イメージが浮かびやすい故に3桁…4桁…5桁…と桁数を増やしていきやすいです。
(フラッシュやペーパーの暗算だと桁数の増加はとても難しいですね…)
何と国内の最高峰レベルだと16桁くらいまで浮かべる事が出来る様です^^;;;
さて、とても重要な見取り暗算です。
が、まずは準備体操程度でいきましょう!
少し楽に出来るレベルのものを用意して、それをすらすらすらと解いていく。
(例えば30問で5分とかその程度)
そして、勿論丸付け直しです!
とりあえず、これでオッケー^^;;;
アバカスサーキットが暗算の本命です。
アバカスサーキットは徐々に難しくなっていくタイプの問題で、知らないうちに上の級の問題をやっていた、
なんてことも多くあるので、自分に適した問題に多く触れる事が出来る暗算力養成プログラムです。
(無料公開中)
F2(暗算6級~暗算2級)
F1(暗算2級~高段位)
F0(高段位)
に分かれています。
F0は難易度が高いので、ここでは触れません。
ピコ生はまず暗算6級合格を目指し、その後F2を導入していきます。
珠算6級を合格すれば、全ての問題が解けてもおかしくないので、臆せずに取り組んでいく気持ちが大事です。
まずは暗算6級の合格、そして次はF2で150点以上を目指しましょう。
毎日諦めずにやっていれば数か月で達成する事が出来ると思います!
(教室では暗算5級や暗算4級を並行してやっていく)
F2が満点近くなってきたら、次にやる事は暗算3桁一括の習得です。
これは少し時間がかかりますが、毎日コツコツやっていれば時間が解決します。(ピコ生で実証済)
そして、
暗算3級合格
↓
暗算2級合格
↓
アバカスサーキットF1開始
と言う順番がオススメです。
F1の導入時はどうしようもなく辛いかもしれませんが^^;;;、
ここはのんびりやってきましょう!
F1に抵抗が無くなってきたタイミングで暗算段位(初段~3段)くらいが狙える実力がついている筈です。
これで文句なしに最強の計算力がついています!
(学校では…と言う意味。珠算界ではまだまだまだまだ上があります)
保護者でも足元に全く及ばないので、もう手の付けようがありません^^;;;;(良い意味で)
あとは、このまま伸ばすのか、それを活かして他の事を始めるのかは自分で選択させましょう!
ここまで書いてきて、気付かれた方がいるかは分かりませんが、殆ど見取りの事しか書いておりません^^;;;
正直、かけ算・わり算は見取り算さえ出来れば何とでもなります。
かけ算・わり算の失点は、足し算・引き算のミスが95%なので、練習量もかけ・わり<<<<<<見取り
くらいがちょうど良い、と言うのが持論です。
ここまで把握した上で、自宅学習を進めていけば子どもが超人的な能力を得るのはそう遠くありません。
そろばんはある意味、天才養成ツールです!
受験の準備に使うのがもったいないと思えるくらい、必死に取り組んでみてくださいね^^///