教室によって、そろばんの教え方や、やり方に違いはあるか(前半)

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そろばん塾ピコ講師の平山です。
10教室程度の講師管理・研修などを行っています。現在は担当教室も持っており、年長さん~小学5年生までが在籍しています。そろばんの技術だけを教える講師は目指しておらず、子どもの総合的な未来にコミットしております^^

本日はそろばんのやり方の違いについて記事にしました。
教室によって、そろばんのやり方に違いはあるのか、と言うものです。
結論は【間違いなくあります】
ただし、それが問題ないかどうかは個々のケースによる。です。

転塾について

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そろばん塾を続けていると、いろいろな理由で転塾などを考えるタイミングがあるかと思います。

・そろばんがなかなか進まない
・講師が合わない
・事務手続きがいい加減
・引っ越し

などなどですね。この理由の是非は置いといて、
転塾の際には教え方に違いがあるかどうか、気になるのでは無いでしょうか。
実際に気になり、問い合わせをいただくケースもあります。

ですので、そういった方向けの記事にはなってしまいますが、そろばん塾の【指導方法】についての現状を見ていこうと思います。

指導方法にはどういった事が含まれるか

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まずは定義からですね。講師の声掛けの方法などは(この記事では)指導方法には含まれずに、単純に“そろばんのやり方の違い”と言った部分に着目していきます。

・指使い(運指・運珠)
・かけ算、わり算の方法
・導入している検定の種類
・フラッシュ暗算
・一斉指導・個別指導
・使用しているテキスト、教材

この程度にしておきましょう。
6項目の中で検定のみ、それは指導方法では無いのでは?と疑問を持たれるかもしれませんが、導入している検定の違いがあると、級毎のレベルに大きな違いがあったり(つまり教え方の違いに直結する)、上級者になるとそもそもの種目が違ったりします。

と言ったところで一つ一つの項目を見ていきましょう。

指使いについて

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トップバッターは指使いです。
そろばん塾の講師はざっくりと“指使い!指使い!”言いますが、実は2つに分類することが出来ます。運指と運珠です。

運指(うんし)とは、“珠を弾くのに、どの指を使うのか”という事
運珠(うんしゅ)とは、“珠を弾く順番”の事

違いはお分かりいただけますでしょうか。
例えば、5珠を弾く際には人差し指を使いますが、これが運指ですね。
対して、運珠は6をとる(引く)際に、1珠→5珠と順番にとる、これが運珠です。

まあ、そんな事は覚える必要もなく、どうでも良いのですが^^;
そろばん塾で違いが出るのは“運珠”の方です。
教えている運指が違う、という事であれば、そのそろばん塾は早く辞めることをお勧めします、と言ったくらい確実に守らなくてはいけない事です。
(例えば1を入れるのに、人差し指を使っている、など)

では運珠がどの様に違うのか、は良くある例を動画にしておきましたので、
下記でご確認いただければと思います。

指使い(運珠)の違いは指導に影響するのか

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(-6~-9のやり方についての違いです)

(5+6や14+9など、10の合成と5の合成、両方使う複合技の場合)

さて、最大の関心はこの運珠が転塾にとって致命的かそうでないか、という事ですね。
結論、【運指】さえ問題なければ大丈夫、となります。

先ほども述べた通り、そろばん塾によって運指に違いはありません。
また、運珠の違いは指導にはそこまで大きな影響は出てきません。
ピコでは一番の基本となるやり方を教えて、その後、必要があれば変えることも可能、と言ったスタイルを取っていますが、
問題さえ起らなければ、運珠の違いがパフォーマンスの違いに直結することはありません。(大会を目指すような場合は少し違いますが)

まとめると、“指使いが問題になる事は極めて少ない”です。

かけ算・わり算の方法について

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以前にも記事にしたことがありますが、大まかに分けて
かけ算には3通りのやり方
また、わり算には2種類のやり方があります。
(細かい事を言い出すとキリがないので、大まかに分けての話です)

そろばんの使い方~かけ算編~
(かけ算のやり方)

そろばんの使い方~わり算編~
(わり算のやり方)

この中でピコにとって相性の悪い?なかなか厳しい問題がありまして、それはかけ算の中での“両落とし”です。
読んで字のごとく、かけ算の式の両方をそろばんに置かないまま、直接答えを入れて計算する、と言う手法なのですが、ピコではもっとスタンダードなスタイルを取っているので、両落としの子が混ざってきて、しかも伸び悩んだりしていると始末が悪いです。(言い方が雑ですみません^^;)
端的に言うと、両落としで伸び悩んでいる=かけ算を習得できていない状態、という事です。

あとは、教える側の脳の切り替えが一瞬で必要なので、“教えられなくもないが、普段の指導感覚とは少し変わってしまう”と言った感じです。

その為、状況によってお断りする場合もあります。
マスターさえしてしまえば、効果的に使える両落としですが、習得が難しく、そして、他のどの手法にも移行出来ない、云わば諸刃の剣です。

新規台頭していて、更にごく短期で習得できると言う謳い文句で売っている塾で取り入れられているのでは無いかと思いますが、
個人的には“向き不向きや得意不得意の個人差があることを勘案して、理解が遅い子の事もある程度考える”のが良いと思っていて
そして、それがそろばん塾ピコだという事です。

(そろばん塾にも色々あって良いと思うので否定はしませんし、寧ろ頑張って欲しいのですが)

よって、現在の指導方法が両落とし、かつ伸び悩んでいる場合、転塾は少し考慮したほうが良いかもしれません。
また、指導者に何故その指導方法なのか、と尋ねてみると、「そのやり方で自分がやっていたから」と言う回答が多くあります。そんなもんなのですよ^^;

検定の種類について

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検定の話をしだすと、これだけで2記事くらい書けてしまうので、今回はサクッといきます。
結論は“問題にはならない”です。

ですが、検定の種類によって、レベル差や特徴があることは覚えておいてください。
余談ですが、ピコの検定は少し難しく出来ているので、他から移ってくると下の級からスタートすることがほとんどです。
ですが、決して今までやってきた事を低く評価しているわけもなく、単純に受けてきた検定の種類が違うから、と言う理由が殆どです。

まとめ

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やり方が違うのは少なからずあるが、それが転塾で影響する事は少ないです。
ですが、逆に言うと、今まで伸びなかったから転塾して必ず伸びるか、と言うと微妙な部分はあります。
とても言いづらいのですが、現在伸びていない子は、本人のモチベーションや意識に本当に問題が無いのか、一度本人と話してみる事の方が先です。転塾を検討するより先にそれを考えてみてください。

※まだ6つのうちの、半分しか書いておりませんが、少し長くなりましたので、後編に続きます。

そろばんは、
お子様の可能性を広げます

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計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。

よろしければ、キャットリーの特長そろばんの効果についてもご覧ください。

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