かけ算九九の覚え方(完全版)

*

【かけ算九九の覚え方完全版】

そろばん塾ピコの平山です^^

そろばん塾の講師として、この時期に思い悩むことがありまして…

そうです。
かけ算九九の暗記です。
※2年生以下限定の話です

どうしても、九九の暗記は避けては通れません。
現状、九九を覚えていない子に関しては九九表をみながらやっていますが、どうしても暗記している子に比べて、その後の伸びが少なくなってしまいますし、単純なミスも増えやすい傾向にあります。
理由としては、九九表を見ながら、そろばんをみながら、そして考えながらやることになるので、「今会得しなくてはいけない本質に集中できない」からです。
極端な話、講師の言っていることが耳に入らないかもしれません。

かけ算九九、前置きの続き

*

でも逆に言えば、覚えてさえしまえば、今より確実に、かつ大幅なパフォーマンスアップが期待できます。九九は一生ものですので、そろばんはおろか、日常生活への応用の幅が語学のレベルではありません。
しかも小学校で習う前に覚えてしまえば、その時の苦労も無くなりますし。まさに一石二鳥!どころか三鳥四鳥…

と言う事で自宅で出来る【九九の覚え方完全版】をお届けしようかと思います。
(前置き長い…)

かけ算九九の覚え方概要

*

私が考える九九の覚え方はこんな流れです。

1、 九九の歌を毎日聞く

2、 なんとなくリズムが分かったら、毎日九九の暗唱をはじめる

3、 覚えてきたら毎日逆からも読んでみる

4、 筆記をスタート

5、 徐々にランダム要素を取り入れていく

6、 最後にそろばん教室で補完する

たったこれだけで比較的容易に暗記できると思います。
なんとお家の方は「殆ど教える必要が無く」暗記まで漕ぎつけられるわけです。
あとは管理だけしていればOK。なんと手軽なのでしょう^^

ところで、気付いた方もいるかと思いますが、ここでの重要なポイントは「毎日」です。九九は取っ掛かりが大変なのですが、その取っ掛かりで意気消沈しないためにも毎日聞く→毎日暗唱するのが大事ですね。
9割方覚えてしまえば、筆記に突入出来るので、あとは比較的楽です。(ここまでくれば毎日やらなくても大丈夫)

仕事でも勉強でも成果を残す人の特徴は「やらなければならない事をルーティーンに落として毎日必ず行う」事です。
簡単な様でいて、とても難しいことなのですが、真理です。

※この記事は九九の覚え方解説なので、深堀りするのはやめておきます^^;

始めにやることは九九の歌を毎日聞く

*

さて、ここからは1つ1つを詳しく解説していきましょう。

まず九九の歌って??のとこからです。
こちらより九九の歌が聞けます
※YouTubeですので、子どもがその後、〇カキンなどをみて、時間の浪費をしない様にお家の方が再生→終わったら止める。と言う流れを推奨します^^;

九九の歌は他にもあるんですが、とりあえず王道はこれです。
リズムが良くて、覚えやすいですし、しかも歌詞付きですからね^^
歌詞付きはポイント高いですよ。なんせ九九初心者とか未就学児だと何て言ってるのか分からない、なんてこともありますし、
字で補助してあると取り組みやすいのは間違いありません。あとは無駄に長くないとか、シンプルとか、その辺りも好感が持てますね。

ここでも問題はどうやって毎日見せるか、だと思いますが、そこは各ご家庭で状況が違うので、もう各自の判断でやるしかありません。
お家の方も一緒にやるとか、上の子(がいれば)に一緒にやってもらうとか、飽きない工夫みたいなのがあるとGOODでしょう。

尚、この歌を小さいうちから念仏の様に聞いて、歌っていれば、九九の習得なんて意識することなく出来ている、なんてケースもあるかと思います。
それだけ耳から聞いて→歌う、と言うのは暗記に効果を発揮する、を裏付けています。
私が見た中では幼稚園の入園面接の際に既に覚えている、なんて子がいました。なんと驚きです!

ピコでは、小1の段階で九九が出来ている子はほぼ見ないのですけどね^^;
だから私たち指導者は苦労します…
ほんと、本気を出して覚えてきてください(笑)

次にやることは九九の暗唱

*

次に暗唱ですね。

何でも良いので、ルビつきの九九表を用意します。1の段から、上から順番に読めばOKです。時間の有効活用も大事なので、車での送迎中に復唱させたり、車のナンバーを使って九九をやってみたり、と日常に絡めてやってみると驚くほどスムーズな事がありますよ^^
段は好きなとこからやっても良いと思いますし、苦手なところを集中攻撃も過剰でなければ有効です。

そして、九九の歌でリズムも分かっているので、音にするのもそうそう難しくはないはずです。耳で聞く、そして暗唱する。基本的にはこれだけで脳に深く深く暗記されていきます。ただ単に暗唱させているだけ、と言う状態と大きく差が出てくること請け合います^^ここに筆記も加われば最強!

逆から読む、と言うのは×9から読み始めて徐々に少なくしていく、と言う意味です。
くくはちじゅういち
くはしちじゅうに
くしちろくじゅうさん
くろくごじゅうし

と言った具合に。
お家の方が復唱出来るのであれば、この段階でランダムに取り組んでみるのも良いでしょう。

覚えたものを九九の筆記で締める

*

そして聞く、唱えるのが自由になってきたら、今度は九九を紙に数字として表す訓練です。
いよいよ大詰め!
始めは慣れないかもしれませんが、分からなくなったら声に出せば良いわけですから、ここでも歌を聞いたり、暗唱したことにより、スタックが飛躍的に少なくなります。言うまでもありませんが、いきなり筆記をさせるより、格段に導入が楽に済むでしょう。また、習得も秒で済んでしまいます。
あ、少し言い過ぎました…^^;

プリントなどは自作するの?なんか無いのですか?
と言う質問もよく受けるのですが、これは優良なサイトが沢山あって、無料でいくらでもダウンロードできるので、解かせたい放題ですよ^^
(ぷりんときっず)
いやぁ、現代は本当に恵まれています。
学びたい事を、オンラインで、しかも“無料”でどんどん学んでいけるのだから。

しかし裏を返せば、全世界で同じ境遇の人間が増えたのも事実であって、昔の様にテストの点さえ取って、良い大学、良い会社に入れば人生楽勝、というわけにはいかないでしょうね^^;
あ、脱線しました。

筆記でのランダム要素と言うのは

上から順番(×1→×9)

下から順番に

同じ段でランダム

1~3の段でランダム

1~9の段でランダム

と言った感じです。
大体このサイトにあるもので事足りるので、とりあえず毎日少しずつでもやってみましょう^^

そろばん塾で更に九九をブラッシュアップ

*

(ここからは余談ですが重要な話です)
もうここまで来れば九九は全て覚えたはずです。幼稚園児でも暗記すれば覚えられるので、小学生なら簡単にマスター出来てしまうでしょう。
しかし、覚えれば全てが良いか、完結か、と言うと、もっとその先があります。暗記はかけ算のはじまりであって、大事なのは九九の速さです。
学校ではもちろんのこと、速さの程度が日常へ大きく影響してくることは間違いないでしょう。

ピコでもどこでもなのですが、そろばん塾で補完するのは、今まで自宅で平穏に覚えてきた九九に競争心を促すことです。速くやりましょう、ではどうしても常に競争心を持っている一部の子しか速くなれません。
なので、教室で競争をするも良し、タイムが何秒いないならシールを貼れる、とかいろいろと工夫をしてみましょう^^
という事でピコのおけいこ中は、暗記させる、という事ではなく、能力を伸ばすと言う本質に力を入れたいですね。

まとめ

*

たかが九九だと侮るなかれ。
計算が得意な子、頭の回転が速い子、頭が良い子、どれも例外なく九九が速いです。
目標は1問1秒以下、そこまで頑張ったら子どもの能力が大きく変わってくると思います^^

是非お試しあれ!

という事で!!
九九の覚え方完全版でした。

そろばんは、
お子様の可能性を広げます

*

計算力・集中力・忍耐力・判断力、記憶力・想像力・発想力など、一生モノの力を身につけられます。そろばん脳(頭の中のそろばん)を作れます。

よろしければ、キャットリーの特長そろばんの効果についてもご覧ください。

オンライン校もあります。教室での対面の授業と遜色ない授業をオンラインで実施します。ぜひ体験授業にご参加ください。